アルコール依存症

▼アルコール依存症体験談備忘録

【INDEX】
・アルコール依存症:症状。
・アルコール依存症:各務原病院
・アルコール依存症:酒と睡眠薬で記憶を無くす。
・アルコール依存症:治療の難しさ。
・アルコール依存症:そして現在

【自身のスペック】
・41才男。バツイチ。独身一人暮らし。酒は毎日焼酎2~3合程度のアルコール依存症。ハゲ気味。サラリーマン。食生活は肉、米、つまみ、筋トレ後のプロテインが中心。
172㎝、63㎏、B型。

▼アルコール依存症:症状

30代になってから寝酒として毎日酒を飲むようになった。
最初は焼酎0.5合程度だったが30代後半には1.5合。40代には1日焼酎2~3合と飛躍的に酒量が増えていった。

また休みの日は昼間から飲み始め、朝から飲むこともしばしば。

そんな生活が続き自分自身コレはやばいだろうと思い、断酒を試みる。
比較的意思は強い方だが(禁煙は成功している)、どうしても魔が差して飲んでしまう。基本的に1ヵ月位は断酒が成功するが、飲んでしまうと1週間くらい酒浸りの生活が続く。

断酒に失敗するたびに酒への依存が強くなっていった。

断酒と失敗を繰り返す内に、失敗時の酒の飲み方が制御できないようになる。朝から飲んだり、酒が無くなったらコンビニまで買い足しに行くようになった。

そんな状況で、自分の力ではもう無理だと思い、病院にかかる事にした。
ネットで調べアルコール依存に精通していそうな所を探した。

各務原病院に行くことにした。

▼アルコール依存症:各務病院

各務原病院
正直アルコール依存症で病院に行くのには抵抗があった。
ただ直感的に自分一人では、治せないであろうと思った。病院の診察は、予約無しで普通に診察をしてくれる。待ち時間もそれほど無く、一般的な心療内科や精神科などと比べると、かなりスムーズである。

そして名前が呼ばれ、問診の時に現状を説明した。

結論からすると自分がどうしたいかという事であった。
言ってみれば症状的には軽いのである。酒で記憶を無くし何かをやらかしたり、エンドレスに飲み続けるレベルではないという事。

自分は断酒をしたいと伝えた。
そこで薬的には酒が不味いと感じるようになる薬か、飲みたくなった時の気をそらす薬しか方法はないと言われた。

アルコール依存者の断酒のポイントは、とにかく飲まない。飲みたくなるようなシュチエーションを作らない。つまり酒を飲む場所に行かない。ストレスをためない。酒を飲んでいた時間を埋める何かをする事。

などなど色々アドバイスをして頂いた。
時間にして約30分程しっかり話をしてくれた。言わばカウンセリングであるが、これをしていただくだけでかなりの効果があると感じた。つまりライザップでダイエットをするのと同じである。
一人でダイエットは難しいが、トレーナーが励ましてくれるだけでダイエットは、成功する。断酒も同じである。自分一人ではどうしてもタガが外れてしまうが、病院にかかっていれば、断酒の成功率も上がるし、失敗した時の歯止めにもなる。

アルコール依存症で病院に行くまでは、かなり躊躇したが、間違いなくいってよかったと思う。
アルコール依存で悩んでいる方は、各務原病院おススメです。

▼アルコール依存症:薬

ロラゼパム
断酒時に酒が飲みたくなった時、気を散らす薬を処方してもらった。正直酒が飲みたい発作が起きている時には、気休め程度であるが、飲まないよりはましである。

・ロラゼパム錠0.5㎎
脳のベンゾジアゼピン受容体に作用して、不安、緊張などを和らげます。
通常、神経症における不安・緊張・抑うつ、心身症(自律神経失調症、心臓神経症)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつの治療に用いられます。


▼アルコール依存症:酒と睡眠薬で記憶を無くす。

断酒を開始して2週間くらいが過ぎた。
順調に断酒をしていたが、寝れない状況が続く。寝れないと酒を飲もうかという気持ちになってしまう。20年近く寝酒として酒を飲んでいたので完全に習慣となっていた。

そこで近所のかかりつけの医者で睡眠導入剤(マイスリー)を処方してもらった。

・マイスリー錠5㎎
中枢のベンゾジアゼピン受容体に作用し、GABA系の抑制機構を増強して睡眠・鎮静作用を示します。通常、不眠症(統合失調症や躁うつ病に伴う不眠症を除く)の治療に用いられます。
<生活上の注意>

この薬を飲む前後に飲酒をすると、精神機能・知覚・運動機能の低下が増強することがあるので、飲酒はなるべく控えてください。 翌朝以降にも眠気が残ったり、注意力・集中力・反射運動能力等の低下があらわれることがありますので、車の運転、高所での作業、危険を伴う機械の操作などはさけてください。


これを飲むとよく眠れた。
これなら断酒しながらも、しっかり寝れそうだと思った。

【断酒失敗:記憶を無くす】
その日は、仕事でかなりのストレスがあった。コンビニで焼酎1合を買ってあけてしまった。
約1ヵ月続いた断酒は失敗に終わった。ただ久々の酒と翌日が休みと言う事で完全にタガが外れてしまった。気付いたら酒を買い足していた。更に記憶が定かでないが、マイスリーを2錠飲んでいた。そこから2日間の記憶が、とぎれとぎれとなる。

結局後日分かったが、
2日間で飲んだ酒は、焼酎4合に、ウイスキー1本。
マイスリー4錠。
めちゃくちゃである。

2日目の朝酒が無い状態で目が覚め、あり得ない程の離脱症状に苦しむ。
ただ部屋に酒が無くて本当に良かった。あったら完全に飲んでいた。

この時点である程度正気に戻り、ここで飲んだらおしまいと感じ、我慢する。
この日、一日は気が狂うほどの離脱症状に襲われる。

翌日になり離脱症状が緩和し、空いた酒瓶と睡眠薬をみてぞっとする。
さらに丸一日記憶がない。

自分自身はじめての体験である。
ハルシオンなどと酒を飲むとトリップするとは聞いていたが、本当になるとは…。丸一日の記憶が無いというのは結構な恐怖である。

▼アルコール依存症:治療の難しさ

結局それ以降は、睡眠導入剤と酒の併用をやめた。
しかし断酒をしていても、1週間のうち1回は誘惑に負ける日がある。そして飲む。飲むと離脱症状が出てそこから確変である。3~10連チャン位して何とかやめるの繰り返しである。

【離脱症状】
アルコール依存症は治らない理由が分かった。
結局1日1日を断酒するしか手はないのだ。自分位の依存症になるとちょっと飲むともうリミッターが外れる。そして翌日から離脱症状が出る。酒を飲まないと落ち着かないのだ。特に朝方や何もやる事が無い休みの日は、耐えることが出来ない。
さらに厄介なことに、断酒が失敗に終わるたびに、この離脱症状がきつくなっていく。もう死ぬまで耐えるしかない。
▼アルコール依存症:その後

現在も基本的に断酒を行っている。
かなりキツイ。おそらくタバコを吸えるならまだ楽であろう。飲みたいといった発作が起きた時に気持ちを落ち着かすことが出来る。ただタバコもやめている。そうなってくると、もう食べるしかない。。。が、そんな理由で過食気味に食べていたら、尿管結石になってしまい食事制限もする羽目に。

つまり、段々積んできているという事だ。
人が生きていくには何かに依存しないと生きていけない。また快楽を一度覚えると忘れる事が出来ないという事がよく分かった。

人生は…知らぬが仏である。

そんな事を思いながら現在は、断酒、禁煙、食事制限をし、筋トレをする日々である。汗をかいて疲れて寝る。40代バツイチ独身…孤独な生活が続く以上いつタガが外れるか綱渡りである。ただ先の事は考えないで日々一日一日を乗り切るしかない。

そんな人生がこの先死ぬまで続くという事だけは理解した。

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